そして明日も生きようと思う

好きなものは、アニメ・アイドル・あまいもの。30代に向かってお散歩中。

KING OF PRISM 第4章を鑑賞済の世界線に来てしまった

今日は感想書けない、と言った舌の根も乾かぬうちに…感想ではないけれど、思ったことを残しておきます。なぜなら初見で感じたことは、初見の時にしか書けないから。長くなるかもしれないし、さっと終わるかもしれない。わたし自身どうなるか分からない感想文(感想って言っちゃった)、お付き合いいただければ嬉しいです。いつも通り、ネタバレありです。


第2章、第3章はバルトで最速を見ました。この時期はそのためだけに生きていたと言っても過言ではない。

翻って第4章、ゴールデンウィーク真っ只中、実家への帰省はなるべく長くしたい…という気持ちがあり、今日豊洲でお目当ての上映後舞台挨拶が当たっていたこともあり、とりあえず初日はパスすることに。決してネタバレを踏まぬよう、ファンの方のアカウントはフォローせず、ツイッターでの検索ももちろん我慢して、万難を排して挑んだ今日の上映でした。


今は、まだちょっと何があったか飲み込めていない。せっかくとても面白かったはずの舞台挨拶も、本編の衝撃を引きずったままだったので家に帰って来た頃には半分くらいは忘れてしまっていて、これはあらかじめ本編を観てから舞台挨拶の回を見るべきだったかな、と少し勿体無く感じています。武内駿輔くん、大好きなのに。畠中さんも八代さんも、初めて拝見したのに。五十嵐さん、寺島さんも合わせて、皆さんとても素敵でした。司会の方も。楽しい時間だったな。


問題の本編の話をしましょう。


…どうします?

何から言っていいか、というか、何を言ったらよいのか。


とりあえず、とんでもない世界線に来てしまった。こちらに来てしまったからには、第4章をまだ観ていない世界にはもう戻れないのです。わたしがいま住んでいる世界にはDメールがないから。電報申込みサイトじゃないよ、知らない人はごめんね。


とんでもないものを観てしまいました。今まで情報量が多い多いと笑い話のように言っていた本シリーズですが、笑い事でなく情報量が多い。その圧に潰されて息が出来なくなるかと思った。監督はわたしたちを信じてくれたのかな、まともな感性の人間はもうちょっと観る側のことを考えて手加減する気がする。改めて、改めて監督の本気を見た気がしました。つくる側が一番大変なのだから。本当に、本当にすごいものを作っていただいたと、ただただ感心しています。そういう意味ではとても貴重な体験が出来た、のかもしれない。喜ぶこと、なのかもしれない。ちょっとその辺はまだ、整頓できていないです。


OPが変わっていましたよね。初めて気がついたけれど、これまでも章を追う毎にマイナーチェンジしていたのだろうか。テレビ版では、話数を重ねる毎に少しずつ変えていくのだろうか。またテレビでの楽しみが増えましたね。


つぎ、いきなり情報量の圧に潰されました。記憶が…ない…

エヴァっぽいなと思ったのと、色んな人が言っていたM型F型はここで一旦回収するんだなと思ったのと…ルヰくんがイヤリングを引きちぎる回想はここだっけ、そのあとの回だっけ。そういえばイヤリング変わってたなと朧げに思いました。あ、あと、これプリリズ見てない人どうするんだろう、と思った記憶はある。いきなりりんねとか言われてもね。輪廻転生?みたいな。シスター姿の女性と奇抜な髪型の女性の関係もよく分からないですよね。ね。

本当にぶちぶちと途切れ途切れにしか記憶がないけれど、デートのときのルヰくんの服装、すごかったですね。可愛い、可愛いよ!でも…さ?レオくんの「可愛いものが好き」とは一線を画したお洋服でしたね。絶対着ないだろうな、レオくん。シンちゃんもポロシャツはいつものだけど、微妙に帽子被ったら眼鏡かけたり、あれはシンちゃんなりのお洒落だったのだろうか。見慣れないせいかちょっとびっくりしちゃいました。もしかしたら変装だったのかな。2人はそこそこ有名人だろうし。それだったらレオくんに言われるまでもなく、シンちゃんは有名人で行動に気をつけなきゃいけないって自覚してるってことですよね。立派だ…


ルヰくんのプリズムショーはすごかったですね。前回のポールダンスもまぁまぁ衝撃でしたが、まさかあれを遥かに上回る衝撃に出会うことができるとは。人生とりあえず生きてみるものですね。衣装もあれだし、ショー自体もシンちゃんへの愛がすごいし、正直、あれ、これほどの思いを、君はいつの間にこしらえたの???って思ってしまいました。今まで「そういうこと」は言っていましたが、シンちゃんの「???」みたいな態度も相まってか、こんなにストレートに好き好き言ってた記憶がないのですが、見落としていたのか、忘れているのか。とにかく、愛の大きさと深さに圧倒されてしまい、涙が出てくる隙間が心に生まれませんでした…圧倒。


そこから流れるようにシンくんのプリズムショーの番ですが、もう様子がおかしいじゃない。あー観たくないよーわたしはあの楽しげにチームとして少しずつ一つになっていく7人が見られればそれでよかったんだよー大円団のハッピーエンドでいいんだよーたとえ仁が救済されなくともこの7人が幸せであればよいのだよーという気持ちでした。はらはらし続けて、記憶がない。とりあえずシンちゃんが普通の人間として生まれ育っているのを見て安心した記憶があります。お父さんもお母さんもいるやん!よかったわーと束の間ホッとした瞬間。あとは何だろうな、シンとシャインとルヰとりんねが目まぐるしく変わって関わってすごいね大変だねという感じ。考えることも、話についていこうとする姿勢すら放棄した、眼球を動かすだけのヒトモドキがそこにはいた。いやーすごかったですね。ゼーレは大変、使者も大変。みんな大変。大変だ。


11話がとんでもなく長く感じられて、途中で12話のアバンにすっと入ったんだと思ったらそんなことはなかった。たぶんあれはAパートとBパートの境目だったのでしょう。ここまで長く感じたのはシリーズ追いかけて初めてのことでした。


シンちゃんがステージ上で倒れているのを見たとき、初めはショーの冒頭だと思った。寝る姿勢で始まるのか、いよいよ使者だなと思いました。RLのときのジュネ様、ジュネ様&りんねちゃん、キンプラのときのルヰくん、みんな横たわって始まるステージだったから。でもエデロのみんなが血相変えているのを見て、これは違う倒れたんだ、えらいことになったぞとどきどきしました。こっちでどきどきしてもしょうがないのにね。


12話。他にも仰っている方がいらっしゃいましたが、ショーが終わったことを告げるのも、映像を見せるのも、カケルなんだなと思いました。そういうところ、あるよね。何だかんだと大人なんだよなと、改めて感じました。いいんだよ甘えて。君はまだ高校2年生なんだから。ここでは同級生2人と同じ、高校2年生の少年なんだよ。

シャインのショーは怖かったですね。アニメで、ここまで「怖さ」を表現できるんだと、怖さに震え、恐れおののきながら感動もしていました。直接的に「怖い」表現はない。幽霊も、暴力も、大げさな音響もない中で、ただ淡々と狂気を恐ろしさとして表現するのは並大抵のことではないのだろうと、すごいなと思いました。顔は笑っているのに、曲も普通に流れているのに、なんでこんなに背筋が凍るほど、変な汗がたくさん出るほどに怖いのかなと思っていて、隣の方が仰っていましたが、目が全然笑っていなかったんですね。顔は笑っているように見えたけれど。それが余計に怖かったんだ、たぶん。本当に怖かった。いつも、それぞれ違いはあるものの、感動して心が震えるプリズムショー、同じプリズムショーなのに、こんなにも心がかちこちになって、怖くて、でも目を離すことはできなくて、こんな気持ちは初めてだったなー。7連続なのかなと思ったけれどあれは一度に7つのプリズムジャンプを跳んだの?全然分からない…

7人で向かうユニットショー、もう負けが確定したところからステージの方を向くまでの一連の流れ、わたしの気のせいかもしれないんですが、気のせいだと思うんですが、聖さんが励まして宥めすかしてもみんなちょっと「はぁ…でも負けですし…」みたいな雰囲気だったのに、山田さんが一言言ったらよっしゃ行くぞみたいな空気になりませんでした?気のせい?気のせいですよね?みんな…もしかして山田さんの言うことの方が響くのか…?確かにレッスンや寮の世話、青森への運転など、山田さんの方が一緒にいる時間長そうだし信頼関係ありそうだもんな…それに聖はほら、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ…ぽんこつ…だから…。わたしの気のせいなら良いんですけどね。だってやっぱり聖さん主宰だし。えらいし。みんなの心の拠り所であってほしい気がします。

7人のショーはうわーーーって感じで泣きました、とても泣きました。7人のショーにも、それぞれが言ってくれた誓いの言葉にも、ぼろぼろ泣きました。10話11話で泣かなかった分もここで泣いた。化粧はなくなりました。さよなら睫のカール、さよならアイライン、さよならチーク、さよならリップ。精一杯きれいにした顔で武内駿輔くんを見たかったけれど、しょうがないね。とても素敵なショーでした…たぶん。

たぶんというのは、7つの輪っかが出てきてシャインをぎゅうぎゅう締めて水の底に閉じ込めた辺りからの記憶がないから…いつの間に7人が鬼退治する話になってたの?モモはこの世界にいないし(いなくはないけど)、プリズムの使者を巡るあれやこれやはシンちゃん以外のエデロ生には全く関係のないところで進んでいたし、だからシンちゃん含めあの7人は何も知らないし、だから意識的にシャインを封印したわけではないのだろうけれど。一瞬のうちに一体何が起こったんだ…


その後も仁と母親のやりとりがあり、「法月に似たのですね、わたしも分かります」みたいな謎の台詞があって、あれこれはどこかで既にやっている話かな、何を追いかければこの言葉の意味が分かるんだ???と頭がはてなマークだらけになり、7人のその後が超光速駆け足で描かれて、あぁ菱田監督が最後の1話は後日談にするとどこかで仰っていたのは本当だったんだなと、もはや考えるという基本動作を全て放棄した頭でぼんやりと思いました。もともと13話で入り切らない程の情報量を詰め込み、1話はほぼオバレの話だったにも関わらず最後の1話は余裕を持たせることのできる監督、何者なんだ… とはいえ新しい風呂敷も広げていましたね。タイガのところにもトラチ(?)が来ましたし。タイガさんも咄嗟にお腹に隠してど根性カエルになっていましたが、本当に君たちは、同族嫌悪というか何というか。別に隠し場所はお腹だけじゃないでしょうに。仲良いんだなぁ、そのままでいてね。そういう関係、大好きです。

アレクもますます可愛くなっていましたね。強面で体格の良い高校生とマスコットの組み合わせ、良い…いつまででも見ていたい。写真にして写真立てに入れてリビングに飾りたい。本当に可愛い。

ユニット名はユウ回で出た通りでしたね。プリズム1は最後までセブンスターズみたいな名前(うろ覚え)で出ていたので、いつ回収するのだろうと思っていましたが、無事回収されてほっとしました。

最後はまぁ…大円団だったのかな?とりあえずこれで終わり。続きはあれば見たいけれど、わたしは新規キャラクターの応援がどうも苦手なので、プリララのキャラクターはなるべく控えめでいてくれれば嬉しいな、と、少し後ろ向きなことを考えてしまいました。


最後の最後、エンディングの後のCパート、ルヰくんのが太陽の話をするところ、いやーストレートな告白だね…と鑑賞後に寄った喫茶店でしみじみ噛み締めました。太陽は今までもずっと輝いてきたし、これからもずっと輝く。これってシンちゃん(シャイン含む)がこれまでも輝いてきたし、これからもシンちゃんがこの世界で輝き続けるということでしょう…?あれだけプリズムショーで告白を重ねたルヰくん、7人のエンゲージリングへの最高のカウンタープロポーズですね…最高。


後付けは、ルヰくんにりんねちゃんの記憶残ってるんだなーって嬉しくなって泣いちゃったけれど、でもそう言えば本編の中で記憶残してプログラムだけアップデートするみたいなこと言っていましたね。でも嬉しかったな。りんねちゃんとなるちゃんたちはさよならじゃなかったんだもん。



全体まとめるなら、シンちゃん推しはシンちゃんのマイソングもなけりゃレオくんが作ってくれた衣装も見れず、何よりプリズムショーが見られない悲しい終わり方だったのだろうと、辛く辛く思います。アレクにマイソングを過激派のわたしとしては、アレクにマイソングがなかったことも随分ショックで、演出の意図があるのは分かるけれど…でも…と大分ぐずぐずしました。シンちゃんファンの受けたショックはこんなものではなかったと思うし、正直かけられる言葉を持っていない…2期に期待するしかない…のかもしれない…わたしはシンちゃんを特別に応援しているというわけではないけれど、それでもシンちゃんのショーが見られなかったのはショックでした。見たかったな。

あとこれは本当に色んな人が言っているけれど、これ本当にテレビでやるの?このまま?無理だよ…

間1週間ずつ開くのも無理、心の準備出来ないまま10話に足を踏み込むのも無理、わたし今までの話で周りにキンプリ見てってかなり布教してしまって、これからどうしようと思っています。正直こんな話だと思わなかった、ちょっと軽率に他人に勧めるのは考えるな…という感想。わたしは好きですよ。わたしは追いかけてきてよかったと思った。キンプリを好きになってよかったと、本当に思っている。けれど、自分にとって良いものと、他人のことを思って勧めるものがいつも必ず一致するとは限らない。そう思いませんか。わたしはいま、この作品をこれから他人にどうやって勧めていこうかちょっと悩んでいます。9話まで見て、イイハナシダナーで終わりでもいいのかな、とか。でもそれだとキンプリ見たことになるのかな、とか。


豊洲舞台挨拶1回目で寺島さんは「キンプリを書く上で避けては通れない道」と仰っていたけれど、いや本当にどうしても避けては通れないのかな?とか。みんなそれぞれ乗り越えました、大円団、わーい、みたいな世界線なかったのかな?とか。それが見たかった、というわけではないですよ、念のため。重ねて念押し。

この辺は全然気持ちが整頓できていないので、あと何回か観に行ったり、他の人の感想を読んだりしたいなと思います。それにしても、次に観に行く回のチケットを取るときの気持ちが第3章までとは全く違う…今までは「楽しいものを何回も観たい」みたいな気持ちだったけれど、これはどうなるんだろう。怖いもの見たさ?ではないし…でも100%楽しみのために行きたい!みたいな気持ちでは、これも必ずしもそうではないし…他の人たち、どういう気持ちで次の回のチケット取っているんだろうか。